居住区の改造がやっと終わった。

こんな感じになりました。

白い壁と無塗装の桜のフローリングがずっと嫌いだった。


白は汚れる、床もちや子のおしっこや引っ掻き傷で汚い。


家具屋が暗いところが嫌いなのでこのセレクトでしたが


居ないなら、もー、自分の好きにしていいだろ？って感じで決行。

寝るしか用途のない居住区をリラックスする場所に変えるためにソファを買った。

届いたソファの木の色が気に入らない。

ん。削ろ。嫌。この色無理。

開封してすぐ潰す、笑。

こんな赤い色の木目障りで仕方ない。サンダー作業は嫌いだけどやる。

ん、落ち着いた。

お気に入りのゴブランでクッションを作って。いいんじゃない？


この時点でまだ床は塗装前。

ワックスを塗った。


うーん。赤い。


フローリング材は桜です。桜はもともと赤みがあるみたいで何度濃い色を塗ってもどんどん赤黄色くなる。ここでストップ。

古物で売るつもりで仕入れた額を塗装。


私物でいいや。大きいし。

好きな絵を飾ろう。店に置いてても仕方ない、私のために使う。笑。

次、壁。


悩んだ。


濃いグレーを考えてたけど。
なんかブルックリンスタイル好きな男子みたいな部屋になりそうで知り合いに相談した。


ブルックリンスタイル、流行りの塩系工業系男子部屋。


いや、工場って。工場あるし。的とか風とか…実際工場だし…。


そこ、わざわざ工場的寝室にする必要あるんか？？？



色の決定の際に相談する人選をした。




1人はワインバーのねーさん。

ねーさんはインテリア好きだ。私の好みも知ってる。何色を選ぶんだろう？笑。



もう1人は色のエキスパート男子。

何も言わず頼んで私の好きな色をドンズバで調合したのでそこに関しては


尊敬してる。


面白かったのは2人ともとても似た色を選んだこと。



で、分かれたのがその色が異国風か和名かってこと。


ねーさんは、私を個人で見てるので色の国なんて関係なく


男子は私をchielで見てるので金澤邸に似合うのは和の色と選んだみたい。



結果、薄藤色を選びました。


もうすぐラクトを染める作業に入りますが


色と照明の関係、色のもたらす心地よさの効果、その人に似合う色のこと


とっても勉強になった。


空間も人の肌色も同じ。
馴染む色ってある。

白と薄藤色の違い。


ここに照明が入るとまた全然違うの。


昼光色と電球色では全く雰囲気が違う。





長年、アトリエの調光にも悩んできた。




正確に見ることが出来る色


目が疲れない色


ドラマチックに見える色



全部違うんだよね。


赤みと光量が調整できる電球を選んだ。


シーンで違うから。

四時のライトなしの景色

昼光色の弱い光

電球色のスポットライト

スマホでノーマルで写した色


もう全然違う。面白いな。

夜の電球色

部屋の模様替えをしてても頭にラクトの染色がある。


人の肌に合う色、他所ではない色、早く作りたいな。

大きなミラーのアルミ色の枠も大嫌いだったので今日枠をこさえた。

レジカウンターを作った時の残りのチーク材を使って。

うん、落ち着いた。





寝るだけだった部屋がソファがきてゴロゴロするようになった。



目を刺す白が好きな藤色になった。




自覚はなかったけど、気づけばエプロンもヨガマットも着てる服もマフラーも好きな薔薇の色も紫ベースだ。



似合う色と好きな色は違うけど色は本当に面白い。





紫は多分自分のパーソナルカラーなんだろうな。

仕事が終わって寝るだけの生活で初めて部屋にいるのが楽しいと思った。


いいんでないですか。



ジタバタ、悩んで悩んで…心地よい巣作りをする。


無駄なお金も労力も時間も使ってるけど




「心地よいものを提供」ということを仕事にしている私には



本人がそこにテキトーなのはいかんと思う。


空間、視覚、香り、聴覚、、粋なしつらえ


そーゆうの提供したいのに


自分の生活がそうでないと本末転倒だど思う。




贅沢とかでなく。工夫や想像力で



自分の「心地よい」と思ういろんな事象を楽しんで作り上げていくことが


きっと人の楽しみの１つなんだと思う。

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