【 チャージと思い出 】

【 パーツ蚤の市 】も後半戦です。

久しぶりに作業机で朝ごはん。

期間中は11時オープンでバタバタ始まるので朝はゆっくりと。


昼は工場で立って食べてます。笑。

今日の紹介は「糸巻き」と「デラックス版」


先日、ラクト配色見本帖「首飾り」をオーダいただいたお客様のお名前がitohancoisan というお名前。
後で気付いてニンマリ。


加賀指ぬきを作っておられるので「糸」と「いとはん」を掛け合わせたのかしら?





師匠と一緒に居た時分、近所のおじさんたちに『 社長んとこの「いとはん」』と呼ばれていました。




「いとはん」って大阪船場あたりで商家の長女のことを言います。

「いとはん」=長女
「こいさん」=次女、末娘

です。


「いとはん」の由来は「愛しい人」から来た言葉。大阪上町台地で商いをしているおじさん達らしいあだ名。



不思議なことに師匠も師匠の兄弟も私も全員「糸へん」の名前でした。


「純一郎」「総子」「絹子」「綾子」
糸へんメンバーで金物作ってた。笑。



元々織物が好きなのでアクセサリーパーツ屋なのに手芸用品が置いてる理由はこんな感じです。


絹糸、刺し子糸を巻いてちくちく縫っていくと絵柄が見えてきます。

あぁ、これだけ進んだんだなぁと思えるように。
デラックス版は糸巻きというより、オーナメントのような感じ。

ここに私の今までがぎゅうっと詰まっています。


26歳の時に

「絹ちゃん」に「うちで作って売りに行ったらいいんよ、な、いいやろ兄ちゃん?」と言われ

「総ちゃん」に 毎昼「揖保乃糸」を湯がいてもらってガリと一緒に流し込んで食べて工場へGO。

「純一郎さん」に「ものづくり」を教えてもらった。



幸せでエキサイティングな8年でした。笑。




切れそうだったヨレヨレの私は色んな糸と巡り合って撚られて結ばれて織られてやっとハギレになった。


良い織物(人生)が出来るかどうかは自分次第。


そんな気持ちの糸巻きです。
贈り物におすすめです。



お店でも、オンラインショップでも販売していますー。

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