封蝋の持ち手。
 
 
どんな人でも手に取りやすい、好きそうな持ち手を…と思って作ってたら
 
ストレスがMAXになって作業が止まってしまって数ヶ月。
  
  
無理。
誰もが好きそうなものは私だって好きだ。
オーセンティックは好きだ。たぶん一番好き。
  

凹凸、優美なライン、西洋の黄金比率は素晴らしい。
磨き上げたつるっとした質感、左右対称、ミロのビーナス的なスタイル。
大好きです。

  
   
でもさ、でもさ。脱線したい！

憧れるのはそんなスタイルでも血と肉が欲するのは
太鼓の音と髪をふり乱して踊る人々、ドロドロした感情、何百年前の地層から出てきた出土品。
 

  
やっぱ、一押しはこれ。
  
アフリカ、シャーマン的お面。
 
どこ見てるかわからない。何考えてるかわからない。
 
アフリカでもヨーロッパでも東洋でも同じ。
感情の判別が難しい。仮面の表情は見る人によって変わるのです。

怒ってる？泣いてる？笑ってる？
それとも何も考えてない？？？
  
それはあなたの感情を映し出す。

裏面にはラテン語

「目は口ほどにものを言う」
  
 
ひねくれものの作る持ち手。笑。  
  
こんな持ち手で封蝋を押されて届いた手紙はさぞ、恐ろしかろう。
開けた途端気絶するかも。笑。
  
  
ここぞの告白の際にどうぞ。
  
ま、たぶんボツだろな。
  
 

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