【 風の羅針盤 】


本当に綺麗な名前つけるな、フランス人。

花びらののうずまきが四つに割れて見える。
それが方位磁石のようだから、らしい。

形容詞対決したら日本に張りあえる唯一の異国かもしれない。

ま、シャイさが違うな。
情熱を口に出すのと秘めるのとどっちがいいかは分からんが。



「世界一美しい言葉」と学生時分に教えてもらってフ
ランス語を第二語学の専攻にした。

が、とうとうフランス語を覚えることはなかった。

習った先生がぺっぺと唾を飛ばしながら教えてくれた。

ん、やっぱいい。フランス語。やんない。と思った。

ピンクの子は10年前、どうしようもない殺風景な花壇に
「とりあえずなんでも良いから薔薇を買ってきて」と父に頼んだ薔薇。

「なんでピンク買ってくるか?」「いらねぇ、こんなラブリーなん」と思ったが今ではたぶん一番好きかもしれない。

小さい時から剣弁高芯咲きの「the 薔薇」な形が好きだった。

ものすごーくプライドが高そうでキツそうな子。笑。
近寄ってくれるな、みたいな。

金澤邸をトゲトゲの薔薇で覆い尽くして誰も入ってこれないようにしたかったからねぇ。笑。

入りにくい扉を家具屋に作ってもらい、
すべての窓の取っ手に「望まない者以外は入ってくるな」と刻印し結界だらけにするぐらい私は盾を作るのが好きだった。


それがいつのまにかふんわり薄い花びらを幾重にも重ねた原種に近い小さな薔薇が好きになった。
今や、金澤邸の春の庭はメルヘン極まりないピンクの薔薇でいっぱいだ。笑。


看板に「どなたもお気軽にどうぞー。入りにくい扉でごめんなさいねー」って書いてる。笑。


思い込みってほんとアテにならないもんだ。


「思い込み」はふらふらとアテにはならんが

根本はそうそう変わらないのも確認済み、経験済み。

色々知って体験してちょっとだけ角がとれたりするだけなんだろね。ふふ。




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