金澤邸の窓の取っ手には全て「望めば扉はひらかれる」と結界ばりの刻印が打ってある。
「たいした興味ぐらいなら入ってくんな」←当初ね…本気でそう思ってたのよ。笑。
結界効きすぎ。誰も入ってこない、笑。
石垣の上に建つ金澤邸は通りからは全く中が見えません。扉も超威圧的に意図して作った。
何を売ってるかも全くわかりません。
そして結界は商売にならんことにある日気づいた。笑。
10年経ってようやく「出来ることはしますよ。辺鄙な街のアクセサリー屋さん」でいることが楽しくなった。街のパーツ屋さんでいるのは今はすごい楽しい。
変わらないのは「宣伝 」というのが非常に苦手なこと。
チラシを配るとかイベントに出店するとか私有敷地外に看板を出すとか無理です。
でも、もっと見てもらいたい。私の可愛い子たち、もっと嫁に行ってもらいたい。
で、喋んなくても大丈夫な最大級のアピール作を練ってみた。
じゃん。
このへりくだりよう。割と効果ある。笑。
これを書くようになってから
「どうぞ、って書いてるから入ってみました」とよく言われる。
値段もつけた。明瞭会計。爆。
どうも高いと思われがちなようで。
これだったら「あら、私の好きなテイストかしら?」とかわかるかなーと思って。
その時々で入れ替えも出来る。
アクリルケースを取り寄せて
ディスプレイ金具を制作して
百均をはしごして真鍮の南京錠もゲット。
ケースや土台の木材がダメになってもビスを外せば金具は全て再利用出来るように作った。
いやー、頑張った。間にあわせにしたら上出来。
ディスプレイ作るの一番楽しいねぇ。
自分のことには何て集中力あるのかしらと感心するわ。
もうこれ以上ないくらいアピってます。もう無理。もうこれ以上の営業は私には出来ない。
看板様、頑張ってね。
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