アセテート。プラスチックです。鼈甲に似せて作られた部材が多い。


そのままでは売れないので加工しないといけない。

熱をかけて曲げたり部材を取り付けたらこうなる。

切って、やすりを番手順にかけていって磨いて

非常に面倒臭い。したくない。が、やったら可愛い。


部材はあってもそのままではいかせない。

切ったり、磨いたり、曲げたり色々しないと商品にはならない。


本心は捨ててしまいたいが

磨いたら可愛くなるし、曲げ方によってはあまりないパーツになる。


やりたくない。

これを生かすためにたくさんの工程をしないといけない。面倒臭い。




…はい、やるよ。買ったよ部材。

なんで十数年ほったらかしのこの子をやろうとするのか？

コイツが潰れかけだから。変な音がする。嫌な音。


いろんな人に聞いたらば


「ベアリングが悪い」「ベルトが伸びてる」「もう寿命」



樹脂を研磨するのにも他のパーツを磨くのにも使います。


スイッチを入れるたびに不協和音。


そのまま使えばどうなるか聞けばを総括すれば


「すんごいデカイ音がなって潰れる」だそうです。


製造元を辿っても古すぎてダメでした。


この際だからサイズダウン、パワーダウンも検討したけど

同業者さんから

「シエルさんの仕事的にサイズ、パワーダウンはやめといた方がいい」らしい。


これがないと研磨できないので変えるかこのまますごい音と遭遇するかどっちかで。


その前にこれやっとこうということになった。




師匠から譲り受けた機械は四半世紀以上使ってるのでもう本当に寿命なんだろう。


今年いろんなものが故障して買い替えてきたけど。


しんどい。


コイツもか。




多分今年はそういう機材の入れ替えの時なんだろうな。


断捨離を含めて


要るもの、使えるもの、残したいもの、変えてこれからも良いものを作っていくために新しく迎え入れる。


ということをする時期なんだな、と思ってる。


が、


しかしだ、


キツいわ。

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