久しぶりにカメラの西口センセからメール。
「サイくれ、頭にする」
「センセ、ベリーショートじゃん?貼り付けるのか?笑」
「伸びたのよ」
「そか」
数多ある可愛らしいモチーフの中からわざわざ「サイ」
「決意のサイやねん」
「うむ、だったらサイだな、うん」(何が?)
5年前のセンセと私。
「箱開けたらシエルちゃんちの匂いがして胸キュン」
「それブーメランで返すわ」
ヌルッと話すローテンションの先生との会話が好きでした。
家具屋が晩年、結婚式の招待状の写真を撮って欲しいと言ってセンセに頼んだ。
センセだけが闘病中の家具屋に会ってる。
扉を開けた私の姿にも、変わりすぎてる家具屋の姿にも表情ひとつ変えず
いつものヌルッと具合で撮影してくれた。
招待状を誰に渡すこともなかったが、2人で撮った写真はほとんどなかったのでいい記念になった。
まだそのアルバムを見ることはできないけど。
最後に撮ってくれた2人の手だけ強く印象に残ってる。
ちょいと泣いたぜ、センセ。
そんな遠くに行くなよ、一緒に煎餅かじれないじゃないか。
あの時はありがと。甘くてしょっぺぇぜ。