【 もういいだろ 】

ずっと「使っていない部材や素材」をどうにかこうにかして組み合わせパーツにして新しいパーツにするという作業をしている。
21年。笑。

「もうしんどい、捨てたい」と思っても「まだ、変われるかも。見てもらえるかも。私が良さを見過ごしてる。」と
思ってやってきたけど。

もう、いい加減飽きた。笑。というか辛いわ。

では、そんなグループの子紹介。


カフスのパーツ。今時カフスする人いない。居ても少ない。

何回も作ったけどやっぱり売れない。大量にある。もう作りたくない。が捨てるには惜しい。

分解してみた。なかなか細かいことになってる。中が空洞でバネが入っている。へぇーーーーー。

でも分解する。

空洞なので刻印を打つとちょっと凹むが。ま、いい。

今回は真ん中に穴が開いている事が重要なのよ。

水牛の角の先っぽ。もうちょっと長かったらダッフルコートのボタンになるのに、すんごい短い。笑。

コーン型ってものすごく使いにくい。なのでほとんど売れた事がない。

こうなった。

大きさも縞の入り方も厚みもバラバラだから、使いにくいけど、だから面白いのよ。


刻印は両面で「輝く夜明け」

これは丸くって短くって厚みのあるコーン。

長さを変えてみたり
模様のコントラストを楽しんだり。

青に染めたスポンジ珊瑚と合わせてみました。

コーンだけだとピアスとかにしたら「原始時代アクセサリー」になります。笑。それも良し。

メタルを入れてあげるとちょっとキリッとした感じに。


カフス金具をわざわざ潰してこんなふうに使う人などおるまい。

私は思い浮かぶデザインがあって物を作るというのは少ない。

素材があって、部材があって、そのままではどうしようもないものをどうにかするデザインが主だ。

だから時たま変なデザインが出来る。



悲しいかな、入り口が違うのだよ、デザイナーさんとは。

「飽きてきた」というのはそういうことで言ってる。

でも上手く化けた時はかなり面白い。0から作る面白さとはまた違う。


評価されない、陽の目に当たらないのは、ね、可哀想だもんね。人も物も。


なるたけ頑張る。しかし多い。




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