【 オールドプラスチックと水牛角 】

「ルーサイト」と呼んでいいのはドイツのデュポン社のアクリル樹脂だけだ。

うちのは100%オリジナルなのでなんと呼んだらいいのかね、「オールドプラスチック」って長いし可愛い名前でない。

「浮かび上がる花」ぐらいだろうか?笑

何か良いネーミングがあったらインスタにコメント入れてください。



裏から刃を当て、チュイーンチュイーンと彫っていきます。

裏から模様を彫るのを「影彫り」「インタリオ」と言います。浮かび上がるように見える。


20年前、加工屋さんに社長(師匠)に連れて行ってもらい実際どうやって作られているか見せてもらいました。

汚ったない工場です。笑。角やアクリル樹脂の削った匂いは独特で喉が痛くなる。酸っぱいというか、異臭。

そこにおっちゃんが居り、その辺に転がっているアクリルを彫って見せてくれました。


裸の大将のようなおっちゃんから、とてつもなくラブリーな模様が生まれる、笑。

そんで「ぽいっ」と私の手に乗せれられて「やる」。

と言った具合で今アトリエにこの子達は居ります。

クリアな状態で裏彫だけしたもの。

彫った後から着色。

先染めのアクリルに裏彫りしたもの。
琥珀のよう。

ね、ちょっとづつ感じが違うでしょ。



で、素材が変わるとまた違う。これは水牛の角です。

草木染めで染色しています。


角は爪や年輪と似ている。その時その時の体調?が層を作って模様となる。染まり具合も変わる。


黒に、ベージュに、飴色に染める。染まりにくい箇所はベージュで染めても白く残っている。

天然のものはそうやって加工しても自らの生きていた模様を表現する。

作られた素材のクリア感と有機物の違い。楽しんで貰えたら嬉しい。


蜂蜜の中から取り出した薔薇のようだ。笑。

まったり、こっくり。鈍く優しく浮かび上がる。


長いペンダントにおすすめ。


鎖は、あんまり余計なことをしない方がいいかな。ちっさなビーズを点々と散らすぐらいですかね。


カブトピンでブローチ風もおすすめです。



オンラインショップにアップはしていませんが気になった方はインスタグラムのダイレクトメッセージよりお問い合わせください。

トリコテさんにも持っていきますよー。


えーっとね、数少ないです。

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