【 冬季鋳造 】

1月、2月は鋳造月間。

今年こそは暦と睨めっこしながら企画展の準備をするのだ。

と言うことで仕事始めに2ヶ月分の鋳造ゴム型をさらい出す。多っ。

1日3時間午前中。週2、3回が限度。

2日目にしてちと具合悪し。

冬の工場は炉は焚いてても寒い。コンクリートだから。と、私は座りっぱなしは平気だが立ちっ放しが苦手。足から全身が冷えて具合が悪くなるへたれ。

溶解炉。400度。手突っ込めば熱いだろうが工場がぬくくなることはない。

これでピューターを溶かす。

遠心鋳造機。

ゴム型をセット

したら回転する。

湯口入れから溶けたピューターを流すと回転の勢いで溶けたピューターが型に流れる。

回ってる鯛焼き機と思って。

鯛焼き金型→ゴム型

鯛焼き生地→溶けたピューター

みたいな。

鯛焼き金型パカっと開けたら出来上がりー。
ゴム型も溶けた高温のピューターが入るから当然熱くなる。

それを取り出して開いて出してしてたら

二重の手袋もボロッボロになる。

脱いでも私の手の形、笑。

鯛焼きも挟んではみ出た生地が端についてるでしよ?あれが「バリ」です。

それをナイフやヤスリで一個ずつ削っていく。その後リングをハンダつけしたり穴をあけたりパーツとして加工出来る形にして研磨してメッキにだしてアンティーク加工して石をつけたり、樹脂を乗せたりしてやっとパーツとなる。

晩御飯後の残業。バリ取り。

溜まると後々困る。鋳造したらすぐやってメッキに出せる段階までやる。んで完成品の箱のバックヤード箱に仕分け。

そうやって管理していく。予定。

ひとりベルトコンベア。

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