【 暦の絵柄と言葉のこと 】

ちょっと長くなりそうなので絵柄と暦のアレンジを分けて書きます。

まずは月の絵柄と言葉のこと。


前半は旧約聖書の創世記あたりをモチーフに選んでいます。神様と人間の時代。
後半は人の時代の営みや風俗や観念。


神話や教えを信じるか信じないかは人の自由だけど
こうして今に伝えられているという事は求めた人、うんうんと頷いた人がいたからだろう。
古代のおじさんが何気にいった愚痴ですら残ってるんだ。

古代浪漫である、笑。



ではスタート。

【 袋絵図 「聖母マリアの啓示」】ラテン語訳:飲め、食べろ、遊べ、死後に快楽はなし

天使に守られたマリアの前に王がひざまく姿。
マリアは多分そんなこと教えないし、王もそんなこと誓わないだろうが、私は人生最大の目的はそうだと思ってる。


【 1月 天地創造 】ラテン語訳:物事の始まりはすべて小さい。

小さくはないカオスから始まる天と地だが、混沌とした小さな何かの集まりなんだろな。と言う感じで選んだ。



【 2月 エデンの樹 】ラテン語訳:真理はあなたを自由にする。

真理、知ったら知恵がつく知ったら苦しむ、どっちが良いのか悪いのか、さぁ試されるぞ。



【 3月 イブと蛇 】ラテン語訳:信じない限り理解することはない。

唆されたのか信じたのかは分からないが自分の身に起こらないと信じられないのが人間なのかな。



【 4月 失楽園 】ラテン語訳:信頼は魂と同様に立ち去った場所に二度と戻らない。

真理を知りたくて信じちゃって神様からの信頼は失った。良いも悪いもやったことは戻らない。



【 5月 ノアの方舟 】ラテン語訳:漂えども沈まず。

陸という希望が見えるまできっと迷ったり落ち込んだりあるんだろうが、それでも絶望はしないのさ。



【 6月 エクソダス 】ラテン語訳:果敢なる行動は勇気を育み、ためらいは恐怖を育む。

怖くても一歩踏み出す、一歩引けばその分怖くなる。怖くてもやった方がマシ。


【 7月 約束の地 】ラテン語訳:苦難を通して星々へ。

山あり谷ありで上り詰めたら満天の星。


【 8月 田園風景 】ラテン語訳:空は曇っていてもその向こうには太陽がある。

開拓っていうのはそういうことだと思う。


【 9月 琴と詩人 】ラテン語訳:心が錆びると才能も錆びる。

心のままにが一番だと思ったから。


【 10月 星読む人 】ラテン語訳:小さきことに仕事あり、されど栄光は小さからず。

コツコツと積み重ねた者だけが得られる高揚感とでも言っとこか。

【 11月 裁きと導き 】ラテン語訳:自らにやましさを感じることなくいかなる罪悪にも赤面せず。

恥じることは何もない、罪悪感を隠すことも何もない、堂々としておれ。

【 12月 終幕 】ラテン語訳:運命が許す間、喜々として生きよ。

生いているうちにしたい事をして笑ってなるたけ満足気分で終わろう。





絵は絵として楽しんで。

言葉は心の片隅に留め置けば、そうやって過ごしたらより良い姿で暮らせる気がする。



そんな感じで作りました。笑。



11/26日から始まる【 光と言葉の暦 】展

サンキャッチャーと暦を中心とした企画展です。

アトリエとオンラインショップで同時開催の企画展ですので遠方の方にも楽しんで頂けたらと思っています。



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