残り少なくなってきたのでマスに入れていたヴィンテージパーツをボタン台紙に移動した。
40年ぐらい前に色サンプルで作った各色のひとつが残ってる、そんな感じです。
色サンプルなんで遊んでます。赤いパイナップルとか緑の薔薇とか、笑。
この頃ってちょうどイケイケドンドンな高度成長期なのでアクセサリーもそれにとても反映されている。
今は9金ぐらいの薄い色が主流ですが金メッキも24金に近い濃い金色。
色合いもとにかく濃い、鮮やか、派手派手。笑。
元気な日本だったのでしょう。
アクセサリーは時代にとても反映される。
元気な時代、裕福な時代は濃い色や黒が流行ります。
色も形も自己主張がキツい。
今はナチュラル、自然色、保護色、シンプルなデザイン。
まー、よく言えばシンプル、悪く言えば没個性。
時代時代でアクセを見ると面白い。
どっちが良いとか悪いとかではない。その時代を反映してて個々の好みだからね。
マダムには懐かしい色だったりデザインでも
お若い人には新鮮に感じる。
そんなもんです。
本当の葉っぱをメッキしたパーツ。色も古代金で今はあんまり出回らない色。
会社にお金があった時代はね、技術が低下しないように、デザイナーの発想が頭打ちにならないように売らなくても面白いもの、手間のかかるものを遊ぶかのように試作していました。
それがクリエイティブを発信する会社のあるべき姿だったので。
この子達はその時代の証人です。
いつ見てもドキッとするし、にやっとする。
社長〜、遊んでんなぁって。
「糸はん(←私のあだ名)があと40年早く生まれてたら
絶対結婚して、もっともっと色んなもの見せて作らせてやりたかった。」
とよく言われました。
ありがと、今でも十分ですよ、ダーリン。笑。
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