3年前にとっぱらった作業机の前の棚をまたつけた。
道具を壁につけるのはあまり好きじゃyないんだけど…机を小さくしたから仕方ない。
というか壁掛けが実のところ一番効率がいい。
あー、ごちゃごちゃしとるわ。
実際使うのは数本なんだけどね。使って右にざくっと刺せるのって楽だ。
数ヶ月止まってた作業の再始動。
封蝋を企画してます。
「綺麗にどれも均一に」を目指してしまったので、頭がパンパンになって止まってしまった。
「量産品」と考えると急に尻込みする。同じ傾き、同じ質、同じ面かまえ。
たぶんこれを考え出すと私は調子が狂うんだ。
鋳造っていうのは同じものを大量に作る作業です。
でも。
機械で生産してもその時の圧力、湿度、温度、回転数、いろいろでちょっとずつ違います。
それからハンダ付けやロウ付け、やすりかけ、研磨、古美加工…
みんな違いが出てくる。chielの作るもんは私のメンタルとフィジカルでずいぶん変わる。
面倒くさかったり、丁寧にやってみたかったり、精密にしあげたかったり、量産品にはない味わいに傾いたり…。ブレにブレまくる。
たぶん、とことん量産品制作に向いてないんだと思う。
パーツとパーツが溶けあった瞬間を仕上げにしてみた。
じーっと注視して溶けてくっついた瞬間火を止める。
やりすぎるとくずれる。
足りないとくっつかない。
溶け合った瞬間を閉じ込めて。
ちょっと前、
「もっと視野を広げてね」と言われたことがある。
無理だ。
私の視野と行動は
【1ミリ以下の隙間 】【何秒の瞬間 】【数ミリの傾き 】で生きてるのだから。笑。
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