計算するとざっとこの形を4万回金槌で叩いて抜いているようだ。


へぇ。道理で頭痛いはずだよね。


痛い、しんどいをアピールして文句を言っても出来上がらないが

文句言ってても手さえ動かしてれば出来上がる。


だから文句は言う。


これは、ラクトの真鍮のトレーと並ぶくらいつまらなくてしんどい作業だな。


ラクトのトレーは100個だったけど。まさか4万回とは思わんかった。

シンクの入れ替えが決まった時点でそれまでに絶対仕上げると急ピッチでやってきたけど


多分、もう集中力が切れた。



終わりが見えかけたからと本当にもうやりたくないんだと思う。



「好きでやってるんでしょ？」と言われそうだが、ま、そうだ。


嫌いではない。


が、限度あるぞ。




私的には、だ。体や心がゴロボロになるまでやる仕事なんてない。
あってもロクな仕事じゃない。


毎日蕁麻疹の薬飲んで、毎週按摩に行って金使って…。


ラクト売るより自分のメンテに金がかかる。阿呆だ。




「好きだからやってます♡ だから頑張れます、うふ。」


と言う気持ちは今微塵もない。



プレアラフィフでこんだけしんどいのだ。

オーバーになったら絶対できない。その情熱も体力もない。



あと楽になるには、やりたいことするには、満足するには今、頑張るしかない。





適切な言葉を探せば


「意地」だ。


遺してくれた「モノ」は貴重だし、大切だし思い出深いし、愛しい。



でも、それに縛られたくない。



私は他にしたいことがある。



文句は言い続けるけど手は動かす。



始末するものはまだたくさんある。



最上の始末の仕方をできる様に。



もう少しだけ気張らねば、な。

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