【 またかな 】


最近左手でものを持つとつるっと滑っていろんな物を落とす。

珈琲、カクテル、ワイン。パーツとか。

適当に持ってるからだなと思ってたけどどうも違う。

両手でグーパーしたら明らかに左がおかしい。

指にほとんど力が入らない感じ。またバネ指かな?

数日箱作りや木を切ってかたらかもね。

これ以上悪くならないように道具を変えてみた。

朝、評判な定規を買いに行ったけどこれはダメだった。

三角になってて高さがある。指を数センチあげると負荷がかかってしんどい。

ついでに買ったこれの方がよかった。透明の定規で線の間隔を見ながらなおかつステンの線入りで定規を切らない、ずれない。よっしゃ。

箱作りが大分しんどい。厚い紙を切るのは大変だ。
何とか楽にやりたい、でないと続かない。

1.5ミリを切るための刃物を仕立てる。
この部分を切るためだけの道具。

こんな感じ。これカッターで切ってたら出来も悪い上に歯が浮く。

太い幅の刃は斜めに紙を落とすための道具。
もともと裁縫道具だったものを手と体の押さえ圧力で断裁できるように木の持ち手を短くして手のひらサイズにして刃を思っ切り立てた。押し切り道具。
真鍮ペンは紙を切らず筋だけ入れれるように。

「いちいちかわいい」を目指すと体がガタガタになる。

続けれるように、なるたけ楽できる道具を考える。
おえっとならないように、笑。

いつまで続くか分からんなぁ…。



【 全部使ってやった 】


サンキャッチャーを吊るしたら可愛かろうと思ってリースを作った。

残りが少なくなるとどうしても使うのを渋ってしまうパーツがある。

もう手に入らないものだ。
師匠が仲間業者から押し付けられたパーツとか業者さんの倉庫の奥底から私が引っ張り出してきたものはもう残ってない。あっても市場に出ない。

業者さんからしたら
「え、これいるん?」みたいな顔してた。

いつものおなじみの社長(師匠)がある日から娘か孫か分からん風態の私を連れて業者周りをするようになった。(17年前ですね、笑)

タメ口なので社員にも見えない。

「何?この子?」みたいな、笑。

私は倉庫に入ったら、数時間は出てこない。
その間社長はずーっと業者の親方と話してる。

「気すんだか?」
「だいたい」
「どれいるんや?」
「全部」

「これ全部送ってな」
「箱買いで適当に切っといて、どうせいらんもんやろ?安すしてやー、ほな」

本当に面白かった。

製造工場なんて行ったことない私にしたら、作業場はホコリだらけでもキラキラしてて倉庫は宝の山で見たことのないものに溢れかえってた。
師匠といた10年は毎日が社会見学(工場見学)で楽しかったな。

落ち葉のような葉を一つ一つ溶接していくと
古美ても二度と枯れないひとふりの枝ができる。

気をつけて慎重に曲げたら、自由自在の形に変えれます。

磨けば光る。
ピンクの枝に黄金色の葉っぱは落葉することのない楽園の小枝。

個人の想い出は他人にとっては重たいものかもしれない。

でも
私は大好きで、とてつもなく一緒にいて楽しかった人との想い出を
作ったモノの由来としたい。


「あぁ、この子はこんな物語があって、この形になったのね、
ようこそ我が家へ。朽ちることなく輝いとくれ」

と思える人のもとへ。

そのうちオンラインにアップします。しばしお待ちを。